簿記は一定期間の収益と費用を記録することです。一般家庭などでは単式簿記と言いまして、家計簿などで使われていつものです。一方、複式簿記は事業などで使われるものです。また、複式簿記には日商と商業がありますが、単に簿記という場合が多いです。
日本に簿記が入ってきたのは、明治6年の6月に福沢諭吉が日本初の簿記書である「帳合の法」を出版してから、12月に洋式簿記の導入が始まりました。明治6年以前は簿記は使われていませんでした。
「商家必用」から記簿法という語がありましたが、既に使用されていました。簿記という語自体が登場したのは、明治6年ですが、簿記という言葉が定着するのはそれから10年もあとの話となります。
簿記の表記には、単式と複式があるのは説明しましたが、単式簿記を具体的に言いますと、取引をただ一つに絞り記録・集計することです。要するに、現金出納と預金出納帳を用いて記帳する方法です。
こちらは、専門知識をもたなくても、収支とリアルタイムの残高を表示することができるので、今現在の財政状況を把握することができます。例えば、銀行通帳とかなどがいい例です。
期首残高+収益と費用+期末残高が必ず等しくなるので、月末や期末の決算で照合することが重要です。広義としては公会計簿記と言われているのも単式簿記です。比較的単純な計算や記帳で用いられます。
複式簿記ですが、こちらはすべての2面性において全ての簿記取引を、その2面性に着眼して記録していき、貸借平均の原理に基づいた記帳法のことをいいます。取引の2面性を簡単に言いますと、原因と結果です。
その2面性があって、例えば建物の現金による購入という1つの取引では、建物の増加と現金の減少と2つの面があることが分かるかと思います。複式簿記では、この2面性をに着眼し、資産・負債・資本・費用に分けるのです。
これにおいて、1つの取引に対して借方と貸方に分けて同一の金額にすることを目的とします。単式ではこの面が見られないのです。なので、複式簿記は、単式簿記よりも複雑になりますが、全体的な財産状態を把握できるのです。
今の簿記と言われるものは複式簿記を指します。事業や国会などの財政状態を把握する場合にはこの複式簿記がしようされています。複式簿記を主に使用するのは、事業主や財政関係者または税理士・公認会計士です。
単式とは違い資格が必要なものもありますが、取得していると、会社の財政状態を把握しやすいので便利です。
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