競合他社との競争において優位に立ち、消費者を満足させるために、企業は常に革新の必要性に直面しています。
それこそが、新しい製品を開発する原動力ともなっているのです。新製品を開発することで、現状の利益をより確固たるものとしたり、新しい市場を見つけることも可能です。
企業が製品を新しく開発するプロセスは、消費者のニーズを感知してから発売するまでの間で、4つの段階に分けて考えることができます。
新製品開発過程の第一段階は、まずは自社にとっての機会発見です。
売れる製品を作るためには、市場において消費者のニーズを探すことから始めるのが賢明です。
自社が作りたいと思う製品だけを思いつきで作っていたのでは、消費者のニーズと製品の持つ機能が上手く合致しません。
どのような客層がどのようなニーズを持っているのかを、深くリサーチする必要があるのです。今までにはなかったようなニーズを持つ客層を特定できれば、機会の発見は成功です。
新製品開発の第二段階は、製品のデザインです。既に機会の発見の段階において、製品に付加しなければならない機能・属性は判明しています。この属性を新製品に盛り込むのが、製品デザインの作業となります。
もちろん実際の生産に際して、企業は予算や生産施設といった現実的な制約に縛られていますので、そうした部分に対しての配慮も欠かせません。そのような意味で、デザインとは制約条件の範囲内で、コストと顧客価値の整合性が取れているポイントを発見する作業と言えるでしょう。
やがて製品のデザインが決定されれば、いよいよ実際の生産へと新製品開発プロセスは移っていきます。
しかしながら、この段階ではまだ生産した製品の販売はなされません。実際の販売の前に、綿密なテストを重ねる必要があるからです。
作られた製品を実際に複数人の人に使ってもらい、使用感やデザイン、満足度といったことを調査するのです。
この過程で、デザインの段階で定められた製品の果たすべきコンセプトが、真に消費者に受け入れられるものであるかどうかが判断されることになります。
もし製品の果たすべきコンセプトが達成できていないようであれば、この段階でさらに改良を施す必要があります。もしテストの結果が良好であれば、いよいよ発売に踏み切ります。
発売に際しても、流通を通じた販売指導や広告宣伝は決して無視できません。こうしたことで不手際があれば、製品自体は素晴らしくとも、製品の持つコンセプトの一貫性を保つことはできないからです。発売後も、新製品開発のプロセスは継続しているのです。
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