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名古屋の税理士事務所で働くスタッフのブログ

名古屋の会計事務所で働いている者です。何か気づきになれば幸いかと。

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知識による知識の生産について

知識による知識の生産について書いていく。工業は、日本でもそうだったが、初期の農村工業などの農家の副業として発達をはじめ、家内工業として農業に付随しつつ、徐々に発展を遂げてきた。

農村工業ないし家内工業は、農家の副業としての工業にすぎず農工分離は不十分だった。また家内工業という点では、工業製品とはいえ自家生産を消費したのであり、生産と消費も十分には分離していなかった。

産業革命で確立したイギリス綿工業の場合、原料綿花をインドやアメリカから輸入することにより、国内農村に対する原料資源の依存から自由になった。同時にまた、世界の工場として、世界市場に製品輸出をすすめる構造転換をはかった。

ここで農工分離が完成するとともに、工業は都市型工業として自立し、機械制大工業の確立を迎えることになった。重化学工業ではたんなる機械から装置産業となり、またコンビナートなどの工業地帯が開発された。

ハイテク産業は、欧米ではサービス化・ソフト化と結びつき、工業化をこえる産業構造の転換をもたらした。工業化社会の枠組みを破って、サービス産業である情報関連、金融、教育、医療福祉などの新しい分野のハイテク化が進展したのである。

ハイテク化は近代社会の工業化をこえる産業発展の新しい歴史的段階を意味していたのだ。ポスト工業化の新しい段階は、機械と労働の関係を変えようとしている。

経済のサービス化・ソフト化を代表している情報関連、教育、医療福祉、レジャー・スポーツなどは、いずれも知識集約型産業である。就業者の職種も、専門的・技術的職業従事者が多く、職場も変わってきた。

一般職よりも専門職、総合職よりもスペシャリストの役割が高く評価されることになる。そして、ハイテク化は専門性や独創性に富んだ人材をより重要な地位を押し上げる。

人材とともに重要なものは、機械や装置・設備よりもメディアであり、それもハードな情報機器よりもソフトがより重要性を高め、生産の構造そのものが専門的なマンパワーを中心とするようになっている。

機械制大工業によって確立をみた工業化社会を超える、新しい知識社会の歴史ステージが形成されようとしているのだ。このようにポスト工業化は、サービスの生産の比重を高めると同時に、生産の仕組みそのものを変えている。

経済資源の中心は、すでに機械を中心とする投資財ではなく、マンパワーにある。それも知識による知識の生産とよばれる、サービス化に特有なソフトな生産の仕組みが生まれているのだ。

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