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名古屋の税理士事務所で働くスタッフのブログ

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戦略のレベルと戦略策定プロセスについて

戦略のレベルと戦略策定プロセスについてまとめていきたい。組織が階層に分かれているように、目標も企業レベルの目標、事業レベルの目標、機能レベルの目標の3段階に分かれる。

この目標に対応するかたちで、戦略も企業戦略、事業戦略、機能戦略となる。ただし、単一の事業しか持たない企業では、企業戦略と事業戦略は同一になる。

一般に、多角化した企業では事業が多分野におよび、それぞれの事業ごとに研究開発やマーケティングなどの機能が付加されている。

多角化したある電鉄会社の例では、百貨店事業、鉄道事業、不動産事業という3つの事業があり、そのなかでたとえば鉄道事業においては、鉄道運営、経理、マーケティング、人事、新型車両開発という5つの機能を有している。

そして、階層別および各事業・機能ごとに戦略が策定されている。経営戦略をどのように策定すればよいのであろうか。経営戦略の策定の第1は経営理念である。次いで、経営理念を踏まえた上で、企業としての到達点すなわち経営目標を設定する。

そして、その目標を達成するために経営戦略を立案することになるが、その際、企業の置かれた状況を勘案しなければならない。

つまり企業自身やその企業が扱う事業、製品などの強みは何か、弱みは何か、ライバル企業や業界がどのような状況にあるのか、といった視点から企業内・外の諸条件を見つけ出し、それらが企業にとって有利な要因なのか不利な要因なのかを分析する必要がある。

その分析方法として有力なのがSWOT分析である。このように企業の環境状況を十分把握した上で経営戦略をおのおの策定し、それらを実行する。

実行段階では、常に目標が達成可能かどうかをチェックし、修正が必要ならば、目標の修正、環境分析のやり直し、戦略の修正などを行う。

消費者の好みの急変やライバル企業が新しい製品を発売し急にヒットするなど経営環境は絶えず変化するので、環境の変化に応じて戦略を変える必要がある。

また、消費者ニーズを掘り起こすような製品を開発・販売するなど、経営戦略によって経営環境を変えることもあり得る。よって、環境と戦略との関係は相互作用になっている。

これらの過程を経て、実行した戦略による経営目標の達成度を評価し、次の目標設定に反映させる、というサイクルである。

これらに加えてミンツバーグは、経営戦略の多くは当初から計画されたものであり、これを計画的戦略というが、すべてが実行されるわけでないと指摘する。実現された戦略というのは計画的戦略と創発的戦略の両面を有していることになる。

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