独立開業して1年目の決算が終わったら、2年目に向けて新たなスタートを切る前に、やらなくてはいけないことがいくつかあります。
2年目に向けてやらないといけないこととして、1つめは、現状を分析すること。
2つめは、申告書・決算書・領収書などを保存しておくこと。
3つめは、データのバックアップをとっておくこと。
4つめは、1年目の決算残高を2年目に繰り越すこと。これらのことをすることで、現状を理解して、これからの対応を決めることができます。自分の事業の寿命を延ばすためにもしておきましょう。
開業して1年が経過して、「なんとなく売上が上がって、なんとなく生活できているのだから、今のままでいいや」と思っている人が非常に多く見受けられますが、ちょっと待ってください。改めて今の立ち位置を見つめ直してみたほうがいいのではないでしょうか。
決算書をつくるのには2つの目的があります。1つは、確定申告のために必要だからです。多くの人が口をそろえて、決算書をつくるのは確定申告のためだと言うでしょう。
ですが、もう1つ重要な目的があります。このもう1つの目的のために決算書を利用するかどうかで、未来が間違いなく変わってくるのです。
それは、「業績を評価して、経営に活かす」ことです。
青色申告決算書の右下に「青色申告特別控除前の所得金額」という欄かあります。 10万円か65万円の青色申告特別控除額を引く前の所得金額のことです。
この金額は、1年間に獲得した売上高から必要経費を引いたものです。生活費用の経費である所得控除はここから引かれますので、会社員の年収に相当すると言えます。
では、あなたの希望する年収を、下記の算式をもとに会社員勤めの収入形態で割り出してみましょう。
「1か月分の給与(○万円)×12か月+賞与(夏の賞与…○万円+冬の賞与…○万円)=○万円」というように求めることができます。この計算結果が自分自身の希望する年収になります。
さて、青色申告特別控除前の所得金額は、この希望年収より多いでしょうか?多い方は合格です。
今の希望年収はクリアーしたということになります。
少ない方は、希望年収に届いていないということになります、希望年収に届かないということは、大抵の場合、会社勤めのときの方が多かったということになるはずです。
自分が独立開業した理由が、収入の増加であれば、この場合は、その欲求が満たされていないことになります。
つまり、何らかの改善が必要だということになります。
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