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名古屋の税理士事務所で働くスタッフのブログ

名古屋の会計事務所で働いている者です。何か気づきになれば幸いかと。

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上場のメリットとデメリットについて

上場のメリットとデメリットについて話していきたいと思う。会社の株式が、証券取引所等で正式に売買されるようになることを上場という。

会社の株式を上場するためには、会社が上場の申請をして、証券取引所が定める各種の上場基準をクリアーしなければならない。株式を上場している企業を上場企業という。会社が上場するメリットとして以下がある。

第1は、証券市場からの資金調達が可能となり、より資金調達の範囲が広がる。新株発行による増資などにより、証券市場から巨額な資金を調達する道が開かれることになる。

第2は、上場企業になると、社会的信用が高まることである。上場企業は、人材確保、販売、銀行からの借入等で、有利となる。

第3は、会社が株式市場に上場し、市場価格がかなり高くなると、株式を所有している株主は大きな利益を得ることができるということである。特に、自社株を多く所有する創業者や、持株会を通して自社株を所有する従業員は、多くの利益をもたらす。

しかし、会社が上場すると以下のようなデメリットもある。第1は、買収される可能性があることである。

会社の株式を上場すると、原則として誰でも会社の株式を取得することができるようになるため、会社が望まない者が、会社の株式を大量に取得し、会社を買収するという危険性が存在する。

第2は、経営が株価の変動に左右されることである。株価があまりにも下がると時価発行での公募増資ができにくくなる。投機的に株価が乱高下すると、会社の信用が損なわれることがある。

短期的な株価の変動ばかり気をとられて、会社が長期的視点で経営できにくい状況を生む可能性がある。第3は、創業者や有力株主の経営支配が薄れる可能性があることである。

上場企業は、証券取引所の上場基準の規制のため、少数の大株主の持株比率が制限されている。創業者や有力株主は、上場するとこのような規制のため、場合によっては株式を手放さなければならず、経営支配を維持できなくなるのである。

上場は、以上のようなメリットとデメリットがあるため、上場するかどうかは企業が判断することで、大企業でも、一部の企業で上場していない企業のケースが存在する。上場していない大企業には、以下のような企業がある。

第1は、外資系企業である。特に、外国企業が、100%出資か過半数以上出資して日本で設立された会社で、成長して大企業になっても、依然として上場しないことも多い。

第2は、合弁企業である。日本の企業が共同で出資した合弁企業や、日本企業と外国企業が出資した合弁企業で、成長して大企業になっても、上場しない企業もある。

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